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Sabri, A. H. A.*; Tajudin, S. M.*; Aziz, M. Z. A.*; 古田 琢哉
Radiological Physics and Technology, 16(1), p.109 - 117, 2023/03
イリジウム192線源による密封小線源治療室の空間線量分布を粒子・重イオン輸送計算コードPHITSを用いて計算した。コンクリート壁と鉛ドアで構成される治療室の体系をマレーシアサインズ大学の高度医療歯科研究所に実在する治療室を模擬する形で再現し、熱ルミネッセンス線量計による実測値と比較することで、シミュレーション結果の精度を確認した。シミュレーション結果によると、3mm厚の鉛板を入口横の壁に追加することで、入口の横側の壁から抜けてくる光子による治療室外の線量を効果的に下げられることがわかった。また、線源をコバルト60に置き換えたシミュレーションも実施し、現状の治療室の設計では、室外の線量値の規制値を満たすことができないことを明らかにした。
藤田 玲子*; 中村 等*; 近藤 成仁*; 宇都宮 一博*
JNC TJ8420 2000-004, 41 Pages, 2000/03
乾式再処理技術の研究開発を進める際には、ウランやプルトニウム等を用いた試験の終了後に発生する使用済塩廃棄物を安全に保管することが重要である。そこで本研究では、乾式再処理試験で使用した塩廃棄物を安定に保管・管理する方法を検討するため、現状の塩廃棄物の保管・管理方法について調査した。溶融塩電解試験に使用した塩廃棄物を保管している研究機関に対する調査から、塩廃棄物は、ポリエチレン製ビニールで二重に包み、ビニールの口をビニールテープで封止して密封に近い状態にしたものをゴムパッキン付のドラム缶に装荷して保管していることがわかった。一方、模擬塩廃棄物を用いた保管試験から、温度および湿度は特にコントロールせず、外気とほぼ同じ状態にしても、多重シール性が確保できれば、塩廃棄物の長期保管ができる可能性のあることがわかった。なお、塩廃棄物が水分と接触すると吸湿し液体となる可能性があることを考慮し、あらかじめ高分子吸湿材を入れておくことが重要である。
菅谷 敏克; 中野 朋之; 宮崎 仁; 飛田 祐夫
PNC TN9420 94-015, 80 Pages, 1994/07
動力炉・核燃料開発事業団大洗工学センター内における新型動力炉開発に係わる照射後試験等の試験、研究業務で発生する放射性固体廃棄物の低線量化、高減容化処理を行うことを目的として、固体廃棄物処理技術開発施設(LEDF)の建設を計画している。LEDFの処理対象廃棄物としては、センターの各施設から発生する大型固体廃棄物の他、現在「高レベル固体貯蔵施設」に金属密封缶の状態で保管されている「高線量固体廃棄物」がある。本報は、LEDFの廃棄物処理工程検討に資するため、廃棄物の移動・運搬技術と開缶に関する技術の現状について調査を行ったものである。移動・運搬技術の調査では、一般産業界における移動・運搬技術や使用機器についての実情や動向、また原子力業界の利用状況についての調査を行った。また、開缶技術の調査では、現在使用されている金属密封缶をモデルに原子力業界及び産業界において缶を開けるために使用されている装置、及び利用可能な切断技術や方法について調査を行った。
小佐古 敏荘*; 林津 雄厚*; 北田 哲夫*; 服部 洋司良
研究分野における放射性廃棄物の取扱い, 0, p.27 - 31, 1994/03
わが国における放射性同位元素の利用は、近年ますます増大し、その利用事業所は約5000にも達している。これらの活発な利用も、放射線・放射能に対する安全の確保、放射性廃棄物に対する十分な対応が必要である。近年の地球環境に対する人々の意識の高まり等にも対応して、放射能利用の分野でも、その廃棄物の取扱いに関心が払われるようになってきている。このような事情に鑑みて、日本アイソトープ協会理工学部会では「理工学分野における放射性廃棄物検討専門委員会」を設置し、理工学研究分野における放射性廃棄物の取扱いに関する情報を集め議論した。その結果と関連する生物分野の情報を合わせ、手引書の形で放射性廃棄物の取扱いに関する情報をまとめた。特に、発生者の側でどの様な工夫があれば、放射性廃棄物の発生量自体が少くできるかにも論及しているので、発生者側にとって有用である。
落合 健一
PNC TN8430 92-002, 32 Pages, 1992/06
本書は,グローブボックスのリーク率検査法について新しい提案を述べたものである。その方法については本文で詳細に述べるが,原理的には従来の「洩れなし容器法」の概念を発展させたもので,以下の特徴を有するものである。(1) 洩れなし容器と検査対象であるグローブボックスとは接続しないで測定する。(2) 一つの洩れなし容器を基準とし,同時に並行して複数のグローブボックスのリーク率を測定することができる。(3) 本法による測定誤差の大きさは「洩れなし容器法」よりも大きく,「大気圧比較法」よりも小さい。本法によるリーク率測定のための測定原理,適用の方法などについて本文中で述べている。なお,本法を他の方法と区別するために「洩れなし容器基準法」と称することにする。
山林 尚道
Isotope News, 0(456), p.56 - 60, 1992/06
非密封RIを十分安全に取り扱うには、RIの閉じ込め機能を正常に維持し続けなければならない。そのための施設の改修には現行法規上の対応を考慮し、十分な見直しを行ない、計画性をもって実施すべきである。使用施設、貯蔵施設、廃棄施設その他の施設の改修について、耐火構造化、床・壁の平滑化、排水管及び排風機更新等の改修方法と実例を基にそのポイントを述べる。RI取扱施設で事故、トラブルが発生しないように改修を進めるには、計画的な老朽化対策、正しい使用法に関する教育訓練、不具合箇所の早期発見、早期対応等が大切である。
not registered
PNC TN1410 92-006, 17 Pages, 1991/12
no abstracts
松崎 禎一郎*; 石田 勝彦*; 永嶺 謙忠*; 坂元 真一*; 鳥養 映子*; 工藤 博司; 棚瀬 正和; 加藤 岑生; 梅澤 弘一
Muon Catal. Fusion, 5-6, p.387 - 394, 1991/00
東大との協力研究として進めているミュオン触媒核融合(CF)実験の研究成果の一つとして、高純度D-Tガスの調製およびターゲット容器への封入技術について報告する。高純度トリチウムガスはJMTRで照射したLi-Al合金ターゲツトからトリチウム製造試験装置を用いて製造し、ガスクロマトグラフ法によって99%以上に濃縮した。800Ciの高純度・高濃縮トリチウムガスを重水素ガスと混合し(T:D=1:3)した後、二重密封のターゲット容器に封入し、溶接により密封した。ミュオン照射にあたっては、この混合ガスを20Kに冷却して液化し、CF実験に使用した。
富永 洋; 榊 正道*
Radioisotopes, 31(5), p.261 - 267, 1982/00
組合せ技術としての放射線応用計測につき、今後の新しい利用の開発のために参考となるものとして、線源、検出器および測定器等素材の動向と、中性子分析利用を中心とする新しい利用技術について述べた。
加藤 久; 木暮 広人; 鈴木 恭平
JAERI-M 8810, 37 Pages, 1980/04
日本原子力研究所におけるガンマ放射線源(工業用Ir、Co、Tm線源および医療用Au、Ir線源)の製造の概要を報告する。本論分では照射および製造用施設、放射能の生成量計算、各線源の特質、ターゲットの仕様、非密封および密封線源の製造法等について述べる。
加藤 久; 木暮 広人; 竹内 紀男; 小林 勝利; 鈴木 恭平; 四方 英治
Radioisotopes, 29(9), p.427 - 431, 1980/00
厚生省がん助成金による大阪大学医学部と協力で、医療用Ir線源の国産化に必要な製造技術開発を行った。医師の放射線被爆と患者の苦痛の軽減化を図る後装填法による治療に適した線源として、白金・イリジウム合金によるヘアピン、シングルピンおよびシード(一部リボン)状のターゲットを作製した。主としてJRR-3の照射によりヘアピン20mCi、シングルピン10mCi、シード1mCiの放射能を得た。ヘアピン状線源の全長にわたる放射能分布、リボン状線源の細立てに使用するポリエチレンチューブの照射損傷と経時変化、各線源の密封試験などを検討し、好結果を得ることができた。すでに一部の医療機関において舌がん、口腔がん等の臨床に使用され、それらの治療結果から高い評価を得ている。
富永 洋
原子力工業, 25(11), p.63 - 66, 1979/00
密封RI線源を用いる放射線応用計測のうち、分析的計測の需要が次第に増えてきている。線後方散乱,線共鳴散乱,X線選択吸収,蛍光X線,放射化の各方法について概説したのち、一般的に広い応用範囲をもつ後の2者について、とくに、資源探査分析ならびに工程管理のためのオンライン分析の具体例を紹介した。
富永 洋
放射線と産業, (14), p.10 - 15, 1979/00
密封RI線源を用いる放射線応用計測について、各種の利用原理と応用対象、わが国における応用計測機器の利用状況,ならびに今後望まれる新しい技術開発などについて解説した。
加藤 久; 木暮 広人; 立川 克浩; 伊藤 太郎
JAERI-M 7026, 21 Pages, 1977/03
高比放射線の密封Co線源の製造技術の確立を目的として、ペレット状コバルトターゲット(1.0mm1.0mm、6.9mg/個、ニッケルメッキ)を平均熱中性子束1.210n/cm、secで最高5573時間照射した。比放射能としては最高68.1Ci/gのものが得られ、本試験製造で取り扱ったCo線源の全放射能は1.9KCiに達した。これらのCo線源は長さ96mm、直径10mmのステンレス製カプセルへ封入して密封線源とした。密封後の線源の安全性試験としては、拭き取りおよび煮沸法による漏洩試験を行った。全製品は日本原子力研究所高崎研究所照射施設課へ出荷し、Co大線源の試験製造計画は1976年にすべてを完了した。本報告書は、Co大線源の試験製造の詳細と、それから得たいくつかの知見について述べたものである。
立川 克浩; 加藤 久; 源河 次雄; 伊藤 太郎
JAERI-M 5568, 58 Pages, 1974/02
Co大量線源の製造技術の確立を目的として、ウェーファ形コバルトターゲット(8.3mm2.3mm、1.1g)をJRR-3のVC照射孔において約3年間照射した。10ncm・secの熱中性子束領域で約7300時間照射した後Coの全放射能は約2.2KCiであり、比放射能は3.3~4.2Ci/gになった。試料の開封から測定、密封などに至る試料の処理は、ラジオアイソトープ製造棟にある汎用ケーブ(01ケープ、遮蔽厚:重コンクリー卜65cm厚)において3バッチに分割して実施された。試験製造による全製品は高崎研究所照射施設課に1973年2月から4月の間にわたり出荷した。これらの試験製造により照射技術、大量放射能試料の取り扱い、線源の組み立て、廃棄物処理、除染、遠隔操作による溶接密封技術および1基の汎用型ケーブの有効利用などCo線源の製造に関する多様な知見を得ることができた。
大塚 徳勝; 山本 忠利
日本原子力学会誌, 16(1), p.47 - 55, 1974/01
非密封のKrガスを液相化学反応用の内部線源として使用する線照射装置では、Kr線源中に含まれている不純物を除去しなければならない。そこでKr線源中に含まれている酸素と窒素を、それぞれ活性化銅とカルシウムで化学的に除去する方式のKr線源ガス精製装置を試作し、100CiのKr線源ガスの精製反応を行なった。本報は装置の概要、およびその実験結果について述べたものである。その結果、Kr線源ガスの精製は本装置により可能であり、精製済みのKrガスは再び液相化学反応用の照射線源として使用できることを確かめた。
大野 明*; 滝島 延雄*; 野尻 利明*; 前橋 陽一*; 前田 頌; 谷 彰*; 鎌田 敏正*; 鈴木 英世*
Radioisotopes, 22(7), p.395 - 403, 1973/07
密封線源について考えられる各種の汚染、漏洩試験を行ない、その適合性について統合的に研究した。対象とした線源は、Co,Cs,Ir,Tm等12種類の国内で生産または加工された線源である。
立川 克浩
照射, (19), p.27 - 30, 1973/00
日本原子力研究所製造部におけるCo線源の試験製造の経験をもとに、Co線源の製造の概略を解説した。製造の原理、ターゲットの設計および照射計画の要点、輸送、試料の解体から密封および廃棄物処理に至る製造工程などについて平易に説明した。
榎本 茂正
Radioisotopes, 21(7), p.463 - 471, 1972/08
密封線源による分析法は,線源からの放射線を試料に照射したとき,その放射線あるいはそれによって2次的に発生する放射線の強度あるいはエネルギーを観測することによって,試料中の成分元素の種類,濃度を知るものである。すなわち,このような化学に関する量をまず放射線に関する量に変え,つぎにこれを取り扱いやすい電気的量に変えるという物理的手段によって行なう機器分析ということができる。
鈴木 隆太; 吉岡 輝; 田村 健
no journal, ,
プルトニウムを含む放射性固体廃棄物(以下、「廃棄物」という)を点検するため、ドラム缶などの廃棄物容器(以下、「容器」という)を開封するには、セル等を用いた汚染拡大防止策を図る必要がある。セル等での点検は、点検対象の放射線量が高い場合等においては合理的な方法である。しかしながら、廃棄物は材質,Pu量,放射線量等が多種多様であるため、セル等での点検作業が必ずしも合理的とはいえない。廃棄物及び容器の状態に応じた汚染拡大防止策を採用し、廃棄物の点検作業を安全かつ効率的なものにすることが求められている。本件では、容器内部の汚染状況に着目し、容器の蓋を開けずに、容器内部の汚染の有無を確認する装置を開発した。本装置を用いることで、点検作業前に容器内部の汚染状況を確認し、その状況に適した汚染拡大防止策を採用することができ、より合理的な点検作業に繋がる。